ベトナムの仕事市場

ベトナムは21世紀の初めに目覚しい経済成長率を記録し、移住者や世界の投資家にとって魅力的な国になりました。それでも、何らかの接触なしに仕事を見つけるのは未だに難しいのです。
今世紀が始まって以来、ベトナムは貧困を減らし国民一人当たりのGDPは2倍になりました。
しかし、アジア太平洋地域においては、未だに貧しい国の1つとなっています。さらに、高いインフレ率や食糧の価格の上昇にも対応する必要が出てきました。それでも過去10年間の非雇用率が3%未満という低さ、安い労働力と若者の多さから、ベトナムは国際企業にとって注目の的になっています。
外国人にとってとても行きやすい場所ではないにも関わらず、農業、林業、漁業のセクターはベトナム経済の中心となっています。しかし、製造業やサービス業が拡大に伴い、それらのセクターは衰退しています。1986年のドイモイ政策により、ベトナムは自由経済となり、重要な役割をになうようになったのです。
近年、安い賃金と生産費を求めて、ヨーロッパや中国の大企業がベトナムへ拠点を移してきました。これらの企業はしばしば、母国で働いてきた人に地域の人々の訓練を担わせています。
IT、建設業、観光業は、移住者が仕事を探す上で将来を期待できる分野であるといえます。特にこれらの貿易の流行を受け、ベトナムでは経験者不足が懸念されます。さらに、製造業、鉱業、縫製産業などの分野も探してみる価値があります。
他には英語を教えることも需要が増えるでしょう。ベトナムは観光地として人気が高まり、世界市場へオープンになってきていることは、英語教師の需要促進に一役買うでしょう。

ベトナムで仕事を探すには
コネもベトナム語力もないのに、地域の会社で仕事を探すのは難しいでしょう。反対に、グローバル企業の求人は良くなっています。
ベトナムで働くことを考えるとき、少なくとも3ヶ月間の就職活動期間を確保すると良いでしょう。数ヶ月は仕事なしでも生活できるように準備をしておくか、母国で職探しを始めることをおすすめします。
仕事を探すことと応募することは仕事を確保する上で異なることであると心に留めておきましょう。仕事に応募するには、ベトナムに来るということが重要になってきます。移住者としてベトナムで仕事を探す場合、国際企業で仕事を見つけるのはそこまで難しくないでしょう。
これは必須ではありませんが、基本的なベトナム語を知っておくことはプラスになり、さらなる敬意を得るでしょう。
見通しは良くても、ベトナム人の雇用が優先されることを覚えておきましょう。グローバル企業であっても、ベトナム人がカバーできない場合に限り外国人が雇われる傾向にあります。少なくとも管理職の20%はベトナム人である必要があります。さらに、企業はベトナム人を訓練し、外国人にとって代わるよう努力しなければなりません。
グローバル企業で働くことが手っ取り早く見えますが、首都のハノイやホーチミン市では多くの仕事を見つけることができるでしょう。望みの仕事にもよりますが、ビンズオン、ドンナイ、ハイズオン、バリア=ブンタウや観光客が多い地域では空いているポジションを見つけることができるかもしれません。

探し方
おすすめなのは、ベトナムに入国する前に仕事を探すことです。その場合インターネットの求人広告をチェックするのがベストな方法です。これは一般的なやり方で、多くの役立つウェブサイトがあります。
Vietnamworksはベトナム最大の求職サイトで、全ての分野の何千もの求人広告が掲載されています。また、キャリアリンクベトナムでも多くの仕事を見つけることができますし、唯一日本語での検索も可能です。Asiaco jobs centerではアジアの求人をみることができ、JobstreetはIT、マーケティング、セールスやエンジニアなどの仕事を検索することができます。全てのウェブサイトは英語で閲覧することができます。
すでにベトナムにいるのなら、地域の新聞をチェックしてみましょう。ただし、それらの求人はベトナム人に向けたものであることを覚えておく必要があります。移住者向けのフォーラムを探してみるのもいい方法でしょう。

英語を教える
その他の可能性としては、他の国同様、英語を教えるという仕事も選択肢になります。観光客の増加とグローバル経済への参入は英語が話せる人の需要を高めています。収入としてはベストではないかもしれませんが、大学に問い合わせるのはいい方法かもしれません。教えるという仕事はパート労働が一般的で、西洋と比べても給料は高くありません。しかし、生活に必要なコストが安いことや、ベトナム人の給料と比較しても、英語を教えることで快適な生活はできます。これは国や文化を知る上で良いスタートになると言えるでしょう。

タイの運転免許証を取得するには

タイに3ヶ月以上滞在するのなら、国際運転免許証を持っていても、タイの運転免許証が必要になるでしょう。いくつかの保険会社は、保険で十分な保証を得るには、運転者は有効なタイの運転免許を持っているべきだと規定しています。
取得して良いことは、タイの運転免許証を持っていれば、特有の「ファラン料*」を払う必要がない場合があります。タイの運転免許証を持っていることで、運転者が旅行者ではないことの証明になるからです。また、タイの運転免許証を持っていることで、パスポートを常に携帯していなくても、警察が大目に見てくれることもあります。
タイの運転免許証を外国人が申請する場合には、以下の条件を満たしている必要があります。

ファラン料:寺院などの観光地で観光客はタイ人よりも高い入場料がかかりますが、タイの運転免許証を持っていることで、タイ人と同じ価格で入場できる場所があります。

資格条件

・心身ともに健全(車を安全に運転することを妨げるような身体または精神障害がない)で、18歳以上である
・申請者がタイ国籍を持たない場合、有効な非移民ビザを保有している(旅行者は申請できません。)

タイの運転免許証を申請する際に必要なもの

・タイ語を読めなかったり、理解できない場合、申請書の記入、講義、テストの手助けをするための翻訳者
・有効な非移民ビザと有効なパスポート
・サイン入りのパスポートの最初のページ、非移民ビザのページ、最新の入国印が押してあるページそれぞれのコピーとTMカードのコピー
・大使館か入国管理局から発行された、発行後30日以内の在留届出済証明書

ヒント:大使館からの証明書が一番早く届きますが、移民局は無料で発行しています。しかし、完了までに3~6週間かかり、地域の警察官があなたの家に訪問し居住の実態があるかどうかを確認します。
タイで働いている場合:労働許可証が書類や住所の証明の代わりになります。

・身体的、精神的に健康であるという医師の診断書(標準フォームは多くのクリニックで取得できます。発行後30日以内のもの)
・撮影後6ヶ月以内の1×1インチの写真2枚(写真サービスは建物内にあります。)
・有効な国際運転免許証と母国の運転免許証のサイン入りのコピーまたは大使館や領事館で翻訳されたもの
・免許証1枚につき以上の書類が1セット必要になりますが、車とバイクの免許を申請する場合は、医師の診断書と在留届出済証明書は2つ目の申請書にコピーしたものが使えます。

申請の手順

・タイ語申請書フォームを35番の窓口で受け取って記入し、1年間の仮免許の申請をしてください。
・写真を持参していない場合は、翻訳者が35番窓口で待っている間に申請室のブースで撮影することができます。
・上記のすべての書類を提出し、左側の窓口へ移動し数分間待ちます。
・書類が返却されると、別の書類の確認のために20番窓口へ行くように言われます。承認印をもらったら、35番窓口に戻ります。
・その他の手続きが終わると、3階にあるテストエリアに案内されます。ここでは3つのテストに合格する必要があります。

1. 色盲検査:職員が色のついたドットのポスターを指差すので、そのドットの色を答えます。タイ語での回答が好まれますが、英語でも理解してもらえます。
2. 反射検査:アクセルペダルとブレーキペダルのついた座席に座ります。緑のLEDが点灯するまでアクセルを踏み続け、LEDが赤になる前にブレーキペダルを踏みます。これを2回繰り返します。
3. 遠近感検査:前後に動かすボタンを使用し、約10メートルの距離にある小さな箱の中にある棒を動かしてもう1本の棒と平行になるようにします。実際よりも複雑に感じるかもしれませんが、

・以上のテストに合格すると、書類にサインされ返却されます。その後最初の窓口へ戻り、すべて完了すれば列番号をもらうことができます。左にある窓口(1~6)へ移動し、ボードに自分の番号が表示されるまで待ちます。書類とパスポート(労働許可証がある場合は労働許可証)を手渡します。すべての確認が終わると、105バーツを支払います。数分後、あなたの名前が呼ばれ、サインをした後、晴れて1年間の仮免許を受け取ることができます。
・メイン棟の後ろにある屋台とトイレの間にある小さな店では最安値で免許証のカットとラミネート加工をすることができます。
・車に乗り込み、笑顔で運転しましょう。

マレーシアで労働許可証を申請するには

マレーシアの労働許可証は一般に雇用主が取得します。あなたが雇用主で、外国人労働者を雇いたいなら、長く煩わしいプロセスの準備をしなければなりません。

マレーシアに来る被雇用者とその家族で、入国前に労働許可証を持っていない場合は、まずソーシャルパスで入国し、その後、労働許可証を取得することができます。違法労働者に厳しい法律を適用しているマレーシアで、労働許可証なしで働くことはやめましょう。労働許可証を持っている人の扶養家族で、マレーシアで働きたい人は、別で労働許可証を取得しなければなりません。

労働許可証取得の条件

労働許可証を得るためには、パスポートの残存期間が18ヶ月以上必要です。働くためにマレーシアへ来る外国人は27歳以上でなければなりません。(IT部門は23歳以上です。)労働許可証は一般に6ヶ月から5年の期間で発行されます。
雇用主が提出しなければならない書類などの詳細は、マレーシア移民局のウェブサイトで確認できます。

ワークパス

労働許可証取得後、仕事や技術の種類によって、異なる種類のワーキングパスが発行されます。
・エンプロイメントパス:專門的でマネジメントレベルの特定の仕事に対して発行されます。最低でも2年の有効期限です。
・テンポラリーエンプロイメントパス:2年未満の雇用や月給が5000リンギット未満の人に発行されます。
・プロフェッショナルビジットパス:母国で雇用されながら、マレーシアの会社の要請で特定のサーピスのために働く人に対して発行され、有効期限は最長6ヶ月です。

ベトナムでの生活

ベトナムでの生活は真の東南アジアでの生活を体験することができます。ベトナムは歴史的に戦争と厳しい計画経済を乗り越えてきた貧困と人口密度の高い国です。しかし今日、旅行先としての人気が高まり、その美しい田園地帯とビーチは過去の悲劇と同じくらい有名になっています。
ベトナムは小さな国ですが、総面積は329,500平方キロメートルで、54の部族が生活しています。86%がキン族(ベト族)です。国は58の省と5つの中央直轄城舗から成り立っています。中央直轄城舗はハノイ、ハイフォン、ダナン、ホーチミン市、カントーの5つです。

移住先としてのベトナム

近年、ベトナムは移住先としての人気が高まっていて、外国人が生活するにあたり安全な場所であると認知されるようになってきました。移住者は気候、安い生活費、文化、ベトナムのインフラの着実な改善に魅了されています。しかし、これらの利点を考慮しても、ベトナムの生活で移住者が問題に直面している現実もあります。公害が大きな問題となっており、汚い煙を吸わないためにマスクをして外出するのが移住者と地元の人々にとって普通になっています。また、交通事情も問題の1つです。道路は常に多くの車とバイクで渋滞しており、交通事故の死亡率が世界でも高い国の1つとなっています。

ベトナムでの生活費

ベトナムは生活費が安く、移住者はある程度の支出でとても快適な生活をすることが可能です。マーサーの2012年世界生計費調査では、ハノイは前年同様136位でした。大都市の高級志向のアパートから郊外の質素な家まで、様々な住居があるので、全ての予算に合わせることができるのです。
地域の食事と洋食の値段では大きな差があります。地元のバーやレストランで食事をする場合は、とても安く済ますことができます。しかし、洋食を提供するバーやレストランは高いです。他のアジアの都市と同じように、ビールとスピリッツは安いですが、ワインは高いです。
ベトナムへの移住ガイドでは、生活に必要なものの値段のリストがあり、食料雑貨類、外食、交通費、教育費などの生活費が記載されています。

言語

ベトナム語(公用語)、英語(第2言語として)、少数派ではフランス語、中国語、クメール語が話されています。

気候

南部の大半が熱帯気候で、北部はモンスーン気候です。

ベトナムでの生活:移住者の仕事と自己実現

ベトナムに住む移住者への労働の機会は珍しいですが、全くないわけではありません。非営利の国際的な開発業務に関連した仕事の機会は増えつつあります。キャリアリンクベトナムのようなウェブサイトは地域の雇用についての詳細を掲載しています。しかし、これらの仕事は特定の業務における経験がある人に限られていることが多いです。NGOの仕事に加えて、コンピューター関連のスキルは需要があり全地域でその技術を教えるという仕事があります。

ベトナムでの生活で移住者が知っておくべきキーポイント

・現在、移住者の実際の土地所有は不可能です。ベトナムへの移住者は土地を50年間借りることができ、その土地に家を建てることは可能です。
・ベトナムの運転免許証を持たない外国人が車を借りたり運転することは禁止されています。バイクは使用可能ですが50ccまでです。運転免許証を取得すれば、運転することが出来ます。日本の免許証を持っていれば書き換えが出来ます。

東南アジアで働くことをお考えですか?

いくつかの国では非雇用率の上昇が問題になっています。そのため、多くの人々が職を求めて海外に進出していますが、ある地方での雇用機会が、別の地域ではそこまで競争率が高くないという事実もこの雇用状況に影響しているかもしれないのです。金融不安が少ないなら、そこへ移りたくない人などいないでしょう。

東南アジアへ行くということ:旅の道のり

東南アジアでの機会をよりよくするためにはまず、自分を客観的に見る必要があります。東南アジアへ進出し、異なる社会を探索するためには、何か夢を持って挑むべきです。このつかみどころのないスタートから、オフライン、オンライン両面で、他国での機会を探すための計画を練る必要があります。探すためには、以下のことをメモしておくといいでしょう。

・その国での生活費
・自国の通貨と移住先の通貨の為替レート
・国の経済の安定性
・外国人労働者と移民に対する政策
・その国の治安

これらのことを調べてすぐに、あなたの気持ちをはっきりさせる必要はありません。何度も検索することで、その国の潜在的な機会を評価することができるのです。

働くために東南アジアへ行くということ:初めて旅行する方へのアドバイスと警告

快適な場所から飛び出すのには勇気がいります。他の文化へ溶け込むことはなおさら労力を使うでしょう。どこへ行くのかはっきりと決まったら、最低限の勉強を始めましょう。以下は東南アジアで働くにあたって考えるべき問題です。

・ドキュメント:合法的に働くための書類の事務的な手続きです。どのようなことが禁止されているかも確認しておく必要があります。
・金融問題:生活費がどのくらいかかるか、送金の手続きはどのようにするのかを明確にしておきましょう。
・文化の違い:文化や信条が異なる人々と働くということを肝に命じておきましょう。これらは事前に勉強しておくことによって、現地の人々を悩ませることもなくなります。勉強不足によって告訴されてしまう可能性もあるのです。
・適応性の問題:海外で働くにあたって、時差、食事の違い、気温などは調べておく必要があります。インターネットで簡単に検索することができますが、その国を訪れたことのある知人に尋ねるという方法もあります。
・個人的な問題:海外へ行くということは、母国にいる間に経験したことない問題に直面するきっかけになる可能性があります。様々な事実によって引き起こされるホームシック、ストレス、憂鬱状態などです。友達を作り、新しい社会に溶け込みましょう。差別もあなたを苦しめるかもしれませんが、あなたと同じ国出身の人々などと協力することで簡単に新たな環境に溶け込むことができるでしょう。
・家族の問題:家族と離れて暮らす場合は、距離が問題になります。例えば、離れて暮らす夫婦では浮気の傾向が高くなり、しつけ不足などから子供に悪影響が出る傾向にあります。
・移住問題:家族と一緒に移住する場合は、適切な場所を選ぶ必要があります。子育てに適した場所かをよく考えなければなりません。また生活の維持も移住の大きな問題になります。パートナーとの関係に影響が出るかもしれません。あなたが外国で働くことによって、パートナーが今母国で抱えている責任を手放さなければならないからです。

東南アジアで働くために国を離れる前であっても、肉体的、感情的、精神的な問題ともうまく付き合っていかなければなりません。あなたがより良いと思う海外へ旅立つには、数え切れないほどの決断をすることになります。多くの場合、意思決定は自分自身で行った方が容易ですが、他の人に相談し関係する人のことを考える必要がある場合は、むしろ難しいこともあります。東南アジアで働くということは困難なプロセスで挑戦であるように見えるかもしれませんが、よりスムーズに進めることもできるのです。あなたの決断による結果と向き合い、責任を持って可能な限り計画的に挑戦すればいいのです。