タイに3ヶ月以上滞在するのなら、国際運転免許証を持っていても、タイの運転免許証が必要になるでしょう。いくつかの保険会社は、保険で十分な保証を得るには、運転者は有効なタイの運転免許を持っているべきだと規定しています。
取得して良いことは、タイの運転免許証を持っていれば、特有の「ファラン料*」を払う必要がない場合があります。タイの運転免許証を持っていることで、運転者が旅行者ではないことの証明になるからです。また、タイの運転免許証を持っていることで、パスポートを常に携帯していなくても、警察が大目に見てくれることもあります。
タイの運転免許証を外国人が申請する場合には、以下の条件を満たしている必要があります。
ファラン料:寺院などの観光地で観光客はタイ人よりも高い入場料がかかりますが、タイの運転免許証を持っていることで、タイ人と同じ価格で入場できる場所があります。
資格条件
・心身ともに健全(車を安全に運転することを妨げるような身体または精神障害がない)で、18歳以上である
・申請者がタイ国籍を持たない場合、有効な非移民ビザを保有している(旅行者は申請できません。)
タイの運転免許証を申請する際に必要なもの
・タイ語を読めなかったり、理解できない場合、申請書の記入、講義、テストの手助けをするための翻訳者
・有効な非移民ビザと有効なパスポート
・サイン入りのパスポートの最初のページ、非移民ビザのページ、最新の入国印が押してあるページそれぞれのコピーとTMカードのコピー
・大使館か入国管理局から発行された、発行後30日以内の在留届出済証明書
ヒント:大使館からの証明書が一番早く届きますが、移民局は無料で発行しています。しかし、完了までに3~6週間かかり、地域の警察官があなたの家に訪問し居住の実態があるかどうかを確認します。
タイで働いている場合:労働許可証が書類や住所の証明の代わりになります。
・身体的、精神的に健康であるという医師の診断書(標準フォームは多くのクリニックで取得できます。発行後30日以内のもの)
・撮影後6ヶ月以内の1×1インチの写真2枚(写真サービスは建物内にあります。)
・有効な国際運転免許証と母国の運転免許証のサイン入りのコピーまたは大使館や領事館で翻訳されたもの
・免許証1枚につき以上の書類が1セット必要になりますが、車とバイクの免許を申請する場合は、医師の診断書と在留届出済証明書は2つ目の申請書にコピーしたものが使えます。
申請の手順
・タイ語申請書フォームを35番の窓口で受け取って記入し、1年間の仮免許の申請をしてください。
・写真を持参していない場合は、翻訳者が35番窓口で待っている間に申請室のブースで撮影することができます。
・上記のすべての書類を提出し、左側の窓口へ移動し数分間待ちます。
・書類が返却されると、別の書類の確認のために20番窓口へ行くように言われます。承認印をもらったら、35番窓口に戻ります。
・その他の手続きが終わると、3階にあるテストエリアに案内されます。ここでは3つのテストに合格する必要があります。
1. 色盲検査:職員が色のついたドットのポスターを指差すので、そのドットの色を答えます。タイ語での回答が好まれますが、英語でも理解してもらえます。
2. 反射検査:アクセルペダルとブレーキペダルのついた座席に座ります。緑のLEDが点灯するまでアクセルを踏み続け、LEDが赤になる前にブレーキペダルを踏みます。これを2回繰り返します。
3. 遠近感検査:前後に動かすボタンを使用し、約10メートルの距離にある小さな箱の中にある棒を動かしてもう1本の棒と平行になるようにします。実際よりも複雑に感じるかもしれませんが、
・以上のテストに合格すると、書類にサインされ返却されます。その後最初の窓口へ戻り、すべて完了すれば列番号をもらうことができます。左にある窓口(1~6)へ移動し、ボードに自分の番号が表示されるまで待ちます。書類とパスポート(労働許可証がある場合は労働許可証)を手渡します。すべての確認が終わると、105バーツを支払います。数分後、あなたの名前が呼ばれ、サインをした後、晴れて1年間の仮免許を受け取ることができます。
・メイン棟の後ろにある屋台とトイレの間にある小さな店では最安値で免許証のカットとラミネート加工をすることができます。
・車に乗り込み、笑顔で運転しましょう。