国外駐在の配偶者としてマレーシアで仕事を見つけるには

多くの海外駐在者の配偶者は、パートナーに同行するために自分の仕事を辞めています。大抵、自分のキャリアを諦めなければならず、職業的な身分は失われてしまいます。
InterNationsが発行するExpat Insiderによると、60%が経歴を諦めることに対して抵抗があり、65%は経済的に配偶者に頼らなければならいことに嫌悪感があります。多くの国外駐在の配偶者は高学歴で、47%は大学院修了学位や博士号を取得しています。これでは、国外駐在の
配偶者が「制限されている」と感じてしまっても不思議ではありません。
マレーシアでも状況は同じです。多くの国外駐在者の配偶者は移住に伴ってキャリアを保留にしています。なぜなら働くには労働許可証が必要など、多くの規制があるからです。しかし、起業したりフリーランスで働くという選択肢もあるのです。
マレーシアで働く
東南アジアで働く日本人の手助けに特化したキャリアマネジメント会社キャリアリンクは、配偶者が仕事を探す上で直面する問題はタイムマネジメントであると信じています。「多くの駐在者の配偶者のうち、特に子供がいる人は、パートタイマーとして働きたいと思っていますが、文化の面から、マレーシアでは難しいのです。」と彼女は言います。
もう一つの問題は、もちろんビザです。多くの駐在者が気づいているように、労働許可証を得るのは大変です。理想の企業が労働許可証を得るように働きかけてくれるという状況は、仕事を確保する上で最高の状況であるといえます。Laubel氏は「移住者の多くは外国人を雇えない企業を含め、様々な企業に応募しますが、外国人を雇えない企業では労働ビザの手続きが不可能なのです。」と説明します。
Laubel氏のノウハウは、どの企業が雇用パスを発行できるかを明確にし、移住者の雇用機会を最大限にすることを可能にしています。彼女はある国際企業を例に、「どんなに大きな会社で、海外からの移住者を雇っているにも関わらず、マレーシアでの雇用創出に対する努力義務があるのです。」と言い、さらに、「これは一般的なルールですが、常に例外が存在します。」と付け加えました。
このルールに対する例外というのが、移住者のパートナーがマレーシアで仕事を得ることを可能にしたのです。ジョン(仮名)はマレーシア移住前に多くの企業の人事部に応募しましたが、どれも成功しませんでした。彼は「仕事の空きは常に宣伝されているにも関わらず、私は考慮されませんでした。」と話します。
マレーシアに来てから、彼は直接ライン長に応募書類を送り、すぐに面接の段取りを得ることができました。雇用されるためには、「マレーシアに来たら、ライン長に直接応募し、地域の給料条件をのみ、労働許可証が発行されるまで数ヶ月待つ必要があります。」とのアドバイスをくれました。

ベトナムの仕事市場

ベトナムは21世紀の初めに目覚しい経済成長率を記録し、移住者や世界の投資家にとって魅力的な国になりました。それでも、何らかの接触なしに仕事を見つけるのは未だに難しいのです。
今世紀が始まって以来、ベトナムは貧困を減らし国民一人当たりのGDPは2倍になりました。
しかし、アジア太平洋地域においては、未だに貧しい国の1つとなっています。さらに、高いインフレ率や食糧の価格の上昇にも対応する必要が出てきました。それでも過去10年間の非雇用率が3%未満という低さ、安い労働力と若者の多さから、ベトナムは国際企業にとって注目の的になっています。
外国人にとってとても行きやすい場所ではないにも関わらず、農業、林業、漁業のセクターはベトナム経済の中心となっています。しかし、製造業やサービス業が拡大に伴い、それらのセクターは衰退しています。1986年のドイモイ政策により、ベトナムは自由経済となり、重要な役割をになうようになったのです。
近年、安い賃金と生産費を求めて、ヨーロッパや中国の大企業がベトナムへ拠点を移してきました。これらの企業はしばしば、母国で働いてきた人に地域の人々の訓練を担わせています。
IT、建設業、観光業は、移住者が仕事を探す上で将来を期待できる分野であるといえます。特にこれらの貿易の流行を受け、ベトナムでは経験者不足が懸念されます。さらに、製造業、鉱業、縫製産業などの分野も探してみる価値があります。
他には英語を教えることも需要が増えるでしょう。ベトナムは観光地として人気が高まり、世界市場へオープンになってきていることは、英語教師の需要促進に一役買うでしょう。

ベトナムで仕事を探すには
コネもベトナム語力もないのに、地域の会社で仕事を探すのは難しいでしょう。反対に、グローバル企業の求人は良くなっています。
ベトナムで働くことを考えるとき、少なくとも3ヶ月間の就職活動期間を確保すると良いでしょう。数ヶ月は仕事なしでも生活できるように準備をしておくか、母国で職探しを始めることをおすすめします。
仕事を探すことと応募することは仕事を確保する上で異なることであると心に留めておきましょう。仕事に応募するには、ベトナムに来るということが重要になってきます。移住者としてベトナムで仕事を探す場合、国際企業で仕事を見つけるのはそこまで難しくないでしょう。
これは必須ではありませんが、基本的なベトナム語を知っておくことはプラスになり、さらなる敬意を得るでしょう。
見通しは良くても、ベトナム人の雇用が優先されることを覚えておきましょう。グローバル企業であっても、ベトナム人がカバーできない場合に限り外国人が雇われる傾向にあります。少なくとも管理職の20%はベトナム人である必要があります。さらに、企業はベトナム人を訓練し、外国人にとって代わるよう努力しなければなりません。
グローバル企業で働くことが手っ取り早く見えますが、首都のハノイやホーチミン市では多くの仕事を見つけることができるでしょう。望みの仕事にもよりますが、ビンズオン、ドンナイ、ハイズオン、バリア=ブンタウや観光客が多い地域では空いているポジションを見つけることができるかもしれません。

探し方
おすすめなのは、ベトナムに入国する前に仕事を探すことです。その場合インターネットの求人広告をチェックするのがベストな方法です。これは一般的なやり方で、多くの役立つウェブサイトがあります。
Vietnamworksはベトナム最大の求職サイトで、全ての分野の何千もの求人広告が掲載されています。また、キャリアリンクベトナムでも多くの仕事を見つけることができますし、唯一日本語での検索も可能です。Asiaco jobs centerではアジアの求人をみることができ、JobstreetはIT、マーケティング、セールスやエンジニアなどの仕事を検索することができます。全てのウェブサイトは英語で閲覧することができます。
すでにベトナムにいるのなら、地域の新聞をチェックしてみましょう。ただし、それらの求人はベトナム人に向けたものであることを覚えておく必要があります。移住者向けのフォーラムを探してみるのもいい方法でしょう。

英語を教える
その他の可能性としては、他の国同様、英語を教えるという仕事も選択肢になります。観光客の増加とグローバル経済への参入は英語が話せる人の需要を高めています。収入としてはベストではないかもしれませんが、大学に問い合わせるのはいい方法かもしれません。教えるという仕事はパート労働が一般的で、西洋と比べても給料は高くありません。しかし、生活に必要なコストが安いことや、ベトナム人の給料と比較しても、英語を教えることで快適な生活はできます。これは国や文化を知る上で良いスタートになると言えるでしょう。