ベトナムの労働許可証

ベトナムへの移住者で労働許可証の手続きについてよく知らない人は、経験者にそのプロセスがどれだけ煩雑なものかを聞いておくといいでしょう。さらに、ベトナム政府は労働許可証の規制をしばしば変更し、一貫性に欠けているので、困惑してしまうかもしれません。

ベトナムの労働許可証を申請するには
移住者は、雇用主かビザ代理店の手助けがあれば、労働許可証をベトナム国内からでも国外からでも申請することができます。ベトナム国内で申請する場合は、入国後90日以内に申請しなければなりません。政府は、許可証なしでの就職活動に対しては3ヶ月以内の滞在しか認めていないからです。

ベトナムの労働許可証の資格基準
・18歳以上である
・労働に耐えられるだけの健康状態である
・地元企業で働く場合は、管理職または経営者である、もしくはベトナムの労働市場ではカバーできない分野の専門家である
・国家安全の侵害の罪で有罪判決を受けておらず、刑事上の責任を問う検査を受けていないかつベトナムの法律や海外の法律によって刑事罰を受けていない

以上の資格を満たす者は、多くの書類を用意しベトナム語に翻訳しなければなりません。そして母国の承認を得る必要があります。承認はベトナム国内でも母国でも取得できますが、母国で取得することが望ましいでしょう。さらに、必要書類のコピーを少なくとも2枚は持っておくと安心です。
労働許可証の申請には手数料がかかり、労働契約の内容によって最長3年間の許可証を得ることができます。
書類の提出が完了したら、10営業日で発行されることになっています。しかし、多くの移住者はこの期間内には発行されないと言い、労働許可証を手にするまでには最低でも1ヶ月は待つとしています。

労働許可証の延長
現在許可証を受けている仕事を続ける場合、労働許可証の延長を申請するのは簡単です。現在の労働許可証の期限が切れる30日前には雇用主が申請しなければなりません。さらに延長の資格を得るには一定の条件を満たす必要があります。

労働許可証を延長するには
・雇用主は、現在外国人が従事している仕事に関して、ベトナム人に研修を行う計画があることを示さなければなりません。しかし、ベトナム人労働者がその仕事に従事できない場合は、労働法に明記されている労働規律を守っていれば、引き続き同じポジションで外国人労働者を雇用することができます。
・移住者は経済、広告、財政、金融、保険、科学技術、文化、スポーツ、教育、またはヘルスケア部門で仕事をしていることを証明しなければなりません。契約は36ヶ月以上である必要があります。
申請者がこれらの条件を満たしていて、雇用者が申請書を提出した場合、労働傷病兵社会福祉省によって15日以内に労働許可証の延長許可が出るでしょう。

*ビザや労働許可証の規定はしばしば変更になります。最寄りのベトナム大使館または領事館に最新の情報を問い合わせてください。また労働許可証の取得にお困りの場合は、キャリアリンクベトナム(外部リンク)などの人材紹介会社が行っていますので利用した際に確認してみてください。

ベトナムの仕事市場

ベトナムは21世紀の初めに目覚しい経済成長率を記録し、移住者や世界の投資家にとって魅力的な国になりました。それでも、何らかの接触なしに仕事を見つけるのは未だに難しいのです。
今世紀が始まって以来、ベトナムは貧困を減らし国民一人当たりのGDPは2倍になりました。
しかし、アジア太平洋地域においては、未だに貧しい国の1つとなっています。さらに、高いインフレ率や食糧の価格の上昇にも対応する必要が出てきました。それでも過去10年間の非雇用率が3%未満という低さ、安い労働力と若者の多さから、ベトナムは国際企業にとって注目の的になっています。
外国人にとってとても行きやすい場所ではないにも関わらず、農業、林業、漁業のセクターはベトナム経済の中心となっています。しかし、製造業やサービス業が拡大に伴い、それらのセクターは衰退しています。1986年のドイモイ政策により、ベトナムは自由経済となり、重要な役割をになうようになったのです。
近年、安い賃金と生産費を求めて、ヨーロッパや中国の大企業がベトナムへ拠点を移してきました。これらの企業はしばしば、母国で働いてきた人に地域の人々の訓練を担わせています。
IT、建設業、観光業は、移住者が仕事を探す上で将来を期待できる分野であるといえます。特にこれらの貿易の流行を受け、ベトナムでは経験者不足が懸念されます。さらに、製造業、鉱業、縫製産業などの分野も探してみる価値があります。
他には英語を教えることも需要が増えるでしょう。ベトナムは観光地として人気が高まり、世界市場へオープンになってきていることは、英語教師の需要促進に一役買うでしょう。

ベトナムで仕事を探すには
コネもベトナム語力もないのに、地域の会社で仕事を探すのは難しいでしょう。反対に、グローバル企業の求人は良くなっています。
ベトナムで働くことを考えるとき、少なくとも3ヶ月間の就職活動期間を確保すると良いでしょう。数ヶ月は仕事なしでも生活できるように準備をしておくか、母国で職探しを始めることをおすすめします。
仕事を探すことと応募することは仕事を確保する上で異なることであると心に留めておきましょう。仕事に応募するには、ベトナムに来るということが重要になってきます。移住者としてベトナムで仕事を探す場合、国際企業で仕事を見つけるのはそこまで難しくないでしょう。
これは必須ではありませんが、基本的なベトナム語を知っておくことはプラスになり、さらなる敬意を得るでしょう。
見通しは良くても、ベトナム人の雇用が優先されることを覚えておきましょう。グローバル企業であっても、ベトナム人がカバーできない場合に限り外国人が雇われる傾向にあります。少なくとも管理職の20%はベトナム人である必要があります。さらに、企業はベトナム人を訓練し、外国人にとって代わるよう努力しなければなりません。
グローバル企業で働くことが手っ取り早く見えますが、首都のハノイやホーチミン市では多くの仕事を見つけることができるでしょう。望みの仕事にもよりますが、ビンズオン、ドンナイ、ハイズオン、バリア=ブンタウや観光客が多い地域では空いているポジションを見つけることができるかもしれません。

探し方
おすすめなのは、ベトナムに入国する前に仕事を探すことです。その場合インターネットの求人広告をチェックするのがベストな方法です。これは一般的なやり方で、多くの役立つウェブサイトがあります。
Vietnamworksはベトナム最大の求職サイトで、全ての分野の何千もの求人広告が掲載されています。また、キャリアリンクベトナムでも多くの仕事を見つけることができますし、唯一日本語での検索も可能です。Asiaco jobs centerではアジアの求人をみることができ、JobstreetはIT、マーケティング、セールスやエンジニアなどの仕事を検索することができます。全てのウェブサイトは英語で閲覧することができます。
すでにベトナムにいるのなら、地域の新聞をチェックしてみましょう。ただし、それらの求人はベトナム人に向けたものであることを覚えておく必要があります。移住者向けのフォーラムを探してみるのもいい方法でしょう。

英語を教える
その他の可能性としては、他の国同様、英語を教えるという仕事も選択肢になります。観光客の増加とグローバル経済への参入は英語が話せる人の需要を高めています。収入としてはベストではないかもしれませんが、大学に問い合わせるのはいい方法かもしれません。教えるという仕事はパート労働が一般的で、西洋と比べても給料は高くありません。しかし、生活に必要なコストが安いことや、ベトナム人の給料と比較しても、英語を教えることで快適な生活はできます。これは国や文化を知る上で良いスタートになると言えるでしょう。

ベトナムでの生活

ベトナムでの生活は真の東南アジアでの生活を体験することができます。ベトナムは歴史的に戦争と厳しい計画経済を乗り越えてきた貧困と人口密度の高い国です。しかし今日、旅行先としての人気が高まり、その美しい田園地帯とビーチは過去の悲劇と同じくらい有名になっています。
ベトナムは小さな国ですが、総面積は329,500平方キロメートルで、54の部族が生活しています。86%がキン族(ベト族)です。国は58の省と5つの中央直轄城舗から成り立っています。中央直轄城舗はハノイ、ハイフォン、ダナン、ホーチミン市、カントーの5つです。

移住先としてのベトナム

近年、ベトナムは移住先としての人気が高まっていて、外国人が生活するにあたり安全な場所であると認知されるようになってきました。移住者は気候、安い生活費、文化、ベトナムのインフラの着実な改善に魅了されています。しかし、これらの利点を考慮しても、ベトナムの生活で移住者が問題に直面している現実もあります。公害が大きな問題となっており、汚い煙を吸わないためにマスクをして外出するのが移住者と地元の人々にとって普通になっています。また、交通事情も問題の1つです。道路は常に多くの車とバイクで渋滞しており、交通事故の死亡率が世界でも高い国の1つとなっています。

ベトナムでの生活費

ベトナムは生活費が安く、移住者はある程度の支出でとても快適な生活をすることが可能です。マーサーの2012年世界生計費調査では、ハノイは前年同様136位でした。大都市の高級志向のアパートから郊外の質素な家まで、様々な住居があるので、全ての予算に合わせることができるのです。
地域の食事と洋食の値段では大きな差があります。地元のバーやレストランで食事をする場合は、とても安く済ますことができます。しかし、洋食を提供するバーやレストランは高いです。他のアジアの都市と同じように、ビールとスピリッツは安いですが、ワインは高いです。
ベトナムへの移住ガイドでは、生活に必要なものの値段のリストがあり、食料雑貨類、外食、交通費、教育費などの生活費が記載されています。

言語

ベトナム語(公用語)、英語(第2言語として)、少数派ではフランス語、中国語、クメール語が話されています。

気候

南部の大半が熱帯気候で、北部はモンスーン気候です。

ベトナムでの生活:移住者の仕事と自己実現

ベトナムに住む移住者への労働の機会は珍しいですが、全くないわけではありません。非営利の国際的な開発業務に関連した仕事の機会は増えつつあります。キャリアリンクベトナムのようなウェブサイトは地域の雇用についての詳細を掲載しています。しかし、これらの仕事は特定の業務における経験がある人に限られていることが多いです。NGOの仕事に加えて、コンピューター関連のスキルは需要があり全地域でその技術を教えるという仕事があります。

ベトナムでの生活で移住者が知っておくべきキーポイント

・現在、移住者の実際の土地所有は不可能です。ベトナムへの移住者は土地を50年間借りることができ、その土地に家を建てることは可能です。
・ベトナムの運転免許証を持たない外国人が車を借りたり運転することは禁止されています。バイクは使用可能ですが50ccまでです。運転免許証を取得すれば、運転することが出来ます。日本の免許証を持っていれば書き換えが出来ます。